水俣SUPプロジェクトとは?

水俣の海と「SUP」

水俣には、明治の中期には長崎県から競り舟が伝来し、地域対抗の大会が古くから行われており、途中一時的に中断されていましたが、昭和24年には再開され、現在も地域や企業などから多数参加されている地域の一大イベントとして続いております。
また、カヌー競技については、昭和37年に水俣市カヌー協会が設立され、古くは昭和39年に開催された東京オリンピックや、その後の世界大会に選手を派遣するほどの盛り上がりを見せた競技であり、現在も地元の高校にはカヌー部が存続しており、地域の競技としてと頑張っています。
このように水俣は、古くから「漕ぐ文化」が根付いており、この文化が近年盛り上がりを見せる「SUP(スタンドアップパドルボード)」へとつながっております。
併せて、水俣の海は内海で1年を通じて波が穏やかで、SUPを始めるには最適な海であるとともに、SUPヨガなどアクティビティとしてのSUPも楽しめることから、近年世界的な人気の高まりと合わせて、水俣でも徐々に競技人口が増えるなど盛り上がりを見せております。

水俣SUPプロジェクトとは?

地元水俣でのSUPの盛り上がりを受け、水俣で楽しむSUPをより多くの人に知っていただくために、2018年に初めてアクティビティとしてのSUPからデモンストレーションレースといった本格的なSUPが体験できるイベント「SUP BAY!(サップ バイ)」を開催し、市内外から多くの方が訪れました。
2019年には、競技地としての水俣のSUPを全国に周知すること及びアクティビティとしてのSUPをより多くの方に知っていただくために、「第2回SUPA西日本SUP選手権大会RACE」と「MINAMATA SUP BAY 2019」のイベントを開催しました。
2020年には、「第9回SUPA全日本SUP選手権大会RACE」の開催も決定しておりましたが、新型コロナウイルス感染症の発生により2021年に延期して開催することとなりました。
水俣SUPプロジェクトとは、水俣でのSUPの楽しさを多くの方に知っていただきながら、SUPと合わせて水俣の著名な温泉地である「海の」湯の児温泉と「山の」湯の鶴温泉といった2つの趣の異なる温泉や、目の前に広がる不知火海の魚介類や山間の農産物といった豊かな食材などの、水俣の魅力を知っていただき、水俣のファンを増やしていくための活動であり、現在、このようなイベントの開催やPR活動といったさまざまな活動を行っております。